アリス姫。
猫じゃらし☆
長い静かな廊下で、神原は歩いていた。
「おい神原!」
後ろから相楽が追いかけてくる。
神原は立ち止まると振り返った。
「……本当に…裏行事するのかよ?」
「…ああ。」
「アイツも…来るのか?」
「…だと思う。」
相楽は神原の肩を掴む。
「正気かよ!?アリスになんかあったら…どうするんだよ!?アイツは…あの女は…ッ」
「“アイツ”とは…随分と頭が高いものだな。あの方の前で口にしてみろ。お前なんかすぐに消えてちまうぜ?」
相楽はぐっと堪える。
「じゃあ…アリスはどうなんだよ…。」
神原は無表情のまま、はぁと溜め息をついた。
「そうならないようにするのがお前“猫”の役目だろう?…まぁ、もしものことがあっても俺は構わないがな。」
そう冷たく言い放つと、また廊下を歩き出した。
残された相楽は、神原の後ろ姿を見つめる。
「…お前は…変わっちまったな…。」
「おい神原!」
後ろから相楽が追いかけてくる。
神原は立ち止まると振り返った。
「……本当に…裏行事するのかよ?」
「…ああ。」
「アイツも…来るのか?」
「…だと思う。」
相楽は神原の肩を掴む。
「正気かよ!?アリスになんかあったら…どうするんだよ!?アイツは…あの女は…ッ」
「“アイツ”とは…随分と頭が高いものだな。あの方の前で口にしてみろ。お前なんかすぐに消えてちまうぜ?」
相楽はぐっと堪える。
「じゃあ…アリスはどうなんだよ…。」
神原は無表情のまま、はぁと溜め息をついた。
「そうならないようにするのがお前“猫”の役目だろう?…まぁ、もしものことがあっても俺は構わないがな。」
そう冷たく言い放つと、また廊下を歩き出した。
残された相楽は、神原の後ろ姿を見つめる。
「…お前は…変わっちまったな…。」