アリス姫。
「………秘密。」



「は!?」



神原はまたニッコリ笑う。



「そういう事で“クイーン”はあんたにやってもらうよ。」



「な…なんで!?なんで私なの!?」



「…………秘密♪」



ぶちっ。



コイツ殺していいですか?



「無理。私そんな危ない生徒会入んないから!!」



ふんっと顔を逸らすと、神原はふぅん?と笑った。




「じゃあ…これバレてもいいんだよな?」



ピラッと神原が見せたのはゆららのコスプレ写真。


「ぅえええ!!?何で持ってんの!?」


それは私が家でこっそり着てるフリフリセーラー服……!!



毎日の私の密かな楽しみが…ッ




「“学校一のクールビューティ”か…。ぷッ。」


「うわあん!!見るなぁ!」



こんなんバレたら恥ずかしくて生きていけない!!





「入るの?入らないの?」







……う゛ッ。









「は…入ればいいんでしょ!?生徒会!!入ってやるわよ!!」








私、ゆららの人生はこの時からくるっと回転したのであった。



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