チョコレートトラップ
すがるような目を向ける私に、
凛が優しく微笑む。
「ま、気にするな。
まだチャンスが終わった
ワケじゃないんだし。
ほら、こんなトコで
時間潰してないで、
さっさと遊びに行こ!」
「それだけじゃ……」
言い出そうとした口を、
ギュッと噛み締める。
―――やっぱり凛には
まだ言えない、かも。
凛が優しく微笑む。
「ま、気にするな。
まだチャンスが終わった
ワケじゃないんだし。
ほら、こんなトコで
時間潰してないで、
さっさと遊びに行こ!」
「それだけじゃ……」
言い出そうとした口を、
ギュッと噛み締める。
―――やっぱり凛には
まだ言えない、かも。