恋に恋する乙女達へ
「だろう」
カツラはとってあるが、顔に施された化粧のおかげで、どこからどうみても美少女だ。
「化粧班のおかげだ。先週の報告は大変役にたったぞ」
「ありがとうございます。まさか、男性にするとは思いませんでしたが」
「いい出来だろう。戻すのはもったいない」
昌が恭の顔を向けさせる。
「はい」
班長の返事に昌は満足そうに微笑む。
「さあ、男性視点も含めてまた討論しようじゃないか」
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