恋に恋する乙女達へ

「その恭くんのこと、どう思ってるのよ」


数少ない三年生である、仕種班の会員が聞いた。


「…付き合うんじゃないの?え、そうでしょ??」
こちらは、ダイエット班の2年生。

「うん、あの子カッコイイし。寮長のタイプって眉目秀麗のエリートさんでしょ。ピッタリじゃん」
と、料理班の2年生。


「でも、弟でしょ。義理でもさ。無理じゃないの、恋愛なんて」
「うん。心理的には、厳しいんじゃないかな」



「相川、お前はどう思う?」
例の3年生が相川に振る。


「私は…」
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