恋に恋する乙女達へ
美紀の、そういった馬鹿にした態度が気に食わないからではない。
ただ、単純に資格を満たしてない。それだけだ。
しかし、美紀の、俗に言う女子力は高く評価している。
なので、オブザーバーとして毎週出席させているのだ。
「相川くん。そろそろ」
「はい、寮長」
相川と昌は知り合ってまだ2年目。
だが、息はぴたりと合う。
声の綺麗な相川に司会を託しつつ、全ての指示は昌の意思による。
「皆さん」
相川のかけ声にみなが正面を向く。
「今日の議題、女子力向上について話し合います。まず、寮長から」
「よし。まず、みんな女子力を定義づけようじゃないか」
ただ、単純に資格を満たしてない。それだけだ。
しかし、美紀の、俗に言う女子力は高く評価している。
なので、オブザーバーとして毎週出席させているのだ。
「相川くん。そろそろ」
「はい、寮長」
相川と昌は知り合ってまだ2年目。
だが、息はぴたりと合う。
声の綺麗な相川に司会を託しつつ、全ての指示は昌の意思による。
「皆さん」
相川のかけ声にみなが正面を向く。
「今日の議題、女子力向上について話し合います。まず、寮長から」
「よし。まず、みんな女子力を定義づけようじゃないか」