恋に恋する乙女達へ
「女の子らしいし、お洒落に気を遣ってるし、お料理もできるし、可愛いし」

「ふむ、相川くん板書してくれ」
「はい、寮長。」

相川がさらさらと、ホワイトボードを黒くしていく。

「最後の一点を除いて考えてみよう。」

「ちょっと、どういうことよ!?私が可愛くないとでも…!!」
美紀がすかさず噛み付く。

「外見に関しては、生まれ持ったものが多いからとりあえず後回しにしたまでだ。」
さも当然かのように昌は言う。
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