その顔に、そそられる 《密フェチ》
時折、彼が唇を狙う。


だけど、唇は渡さない。


顔をそらして逃げるのが楽しい。


宗一の手が胸や太ももに触れる。


(親友の彼女に手を出すか~)


のん気に思いながら、時折手をグッと押さえてやり、
悔しそうな宗一の表情を楽しむ。


(ああ、この顔がたまらない)




遂に宗一の指が下着の中に入り
私が抵抗できなくなると、ニヤリとして言った。



「アイツから理子を紹介された時、
いつかこうしてやりたいって思っていたんだよね」




(結構S? でも私のほうが上かもよ)



「私は興味ないけどね」





本当に、今、こうされていること以外に興味はない。






だけど、そう言いつつも関係は続いている。
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop