BEST FRIEND♪
夫婦喧嘩は犬も喰わない ~四月~ 美衣編
「おい、美衣!」
後ろから声を掛けられ、私は振り向いた。後ろにいたのは、出雲翔(いづも しょう)。翔は私の幼馴染だ。中二男子の癖に背が低くて、女子の私より五センチは小柄。髪は短髪で少し茶色。
「何だー、翔か」
私は溜息をつく。一瞬、岩崎先生かと疑ったことは伏せておこう。翔は、岩崎先生と声が似ているんだ。まだ声変わりしてないから。多分、コンプレックスなんだと思う。男バスは翔と一年除いたら皆声変わりしているし。ちなみに岩崎先生は数学担当、女バスの顧問。三十過ぎの、関西弁を喋るオバチャン先生だ。
「誰だとおもったんだ?まさか、岩崎だとおもったんじゃあねぇよな?」
「あー、うーー」
私は耳を塞ぐ。
後ろから声を掛けられ、私は振り向いた。後ろにいたのは、出雲翔(いづも しょう)。翔は私の幼馴染だ。中二男子の癖に背が低くて、女子の私より五センチは小柄。髪は短髪で少し茶色。
「何だー、翔か」
私は溜息をつく。一瞬、岩崎先生かと疑ったことは伏せておこう。翔は、岩崎先生と声が似ているんだ。まだ声変わりしてないから。多分、コンプレックスなんだと思う。男バスは翔と一年除いたら皆声変わりしているし。ちなみに岩崎先生は数学担当、女バスの顧問。三十過ぎの、関西弁を喋るオバチャン先生だ。
「誰だとおもったんだ?まさか、岩崎だとおもったんじゃあねぇよな?」
「あー、うーー」
私は耳を塞ぐ。