BEST FRIEND♪
愛が、ニコッと笑った。
メガネの奥の、円らな目がかわいい。
「そっか」
「それよかさ、愛。俺さ、数学わかんねぇんだ。テストでも平均以下だったし。教えてもらえねぇかな?」
愛は、一瞬目をぱちくりさせ、それから頬を赤らめ、大きく頷いた。
「うんっ♪」
その笑顔は、一輪の花みたいに儚げでかわいらしかった。
「じゃあ、図書室で一緒に勉強しよう」
愛と一緒に、図書館へ行くと、美衣とあかねがいた。