BEST FRIEND♪



「ひゃぁあっ!」



「だ、大丈夫?」




「え、あ、はい!」



 上原さんは、ニコリと笑って。



「それ、翔くんにあげるんですか?」



 ギ、ギクゥッ。ばれた!!


「あ、気になさらないでください。私は平気ですから」



 私の顔色に気付いたのか、上原さんが、あわてて。



「でも…」



「二人には、幸せになってほしいから」


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