御曹司の秘書さんの日常◆


「ちっ。
 武と児島さんが来たせいで、
 俺、ちょーー中途半端・・・・」


と、昴が何か文句を言いかけた時




かちゃりとテラスの両開きのガラスがあく。

「おぉ。
 こちらにいたのか」

「あぁ。ーーー専務。

 お久しぶりですね。お元気でしたか?」

一瞬にして、昴の顔がかわる。
口の端をあげるだけの営業スマイル。

武も、すっと昴の後ろにつき頭を下げた。





すっかり
仕事モードになった昴に
武は心の中でため息をついた。





なんか、すごい疲れる・・・。


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