御曹司の秘書さんの日常◆
目的地に到着した。
最上階の部屋番号を確認して、カードキーをもう一度玄関にさす。
カチャ
静かに機械音が響いて
ドアが開く。
「…おはようございます。」
朝の少しひんやりした空気が室内に流れ込む。
入っていいんだろうかと少し考えるが
勝手に上がることにした。
「---!!ーーー!!!!!」
・・・・?
なにやら言い争っている声が
奥の部屋から聞こえる。
武はそこに足を進めて、
軽くノックした。
コンコン
「…昴様?」