御曹司の秘書さんの日常◆

二度目の絶頂のあと、武はもう灰だけになった煙草を手に取った。

最後の一本だったのに。

力尽きて、うっすら汗をにじませながら眠るアカネの
頭をそっとなでる。


起こさないように、ゆっくりとベッドから降りて、
シャワーへと向かう。


「はぁーー」

武は、珍しく深いため息をついてから
熱めのシャワーを浴びた。

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