御曹司の秘書さんの日常◆
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あの『バナナ女』ことレイナお嬢様は
やっぱり黙っていなかった。


昴が勘違いさせて退散させたあの後、
出勤すると、
常務室に、『社長』が待ち構えていた。




「…社長?おはようございます。驚きました。
 何かありましたか?」

「げ。兄貴。」


「げっ。ってなんだ。失礼だな。」


勝手に常務室に入り込んで、
勝手にソファーに座りこんで、
挙句に、佐々木さんにコーヒーまで入れてもらっている。


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