御曹司の秘書さんの日常◆

「…昴様。これは何の資料ですか?」

「---お前、昼に外に出ててよかったな。

 ソレ、社長からのプレゼントだぜ?」


「---はあっ?」

意味が解らない。
どこか品のよさそうな女性たちは明らかに良家のご令嬢だ。

なんで、一般社員の俺に持ってくるのか
さっぱりわからない。


「・・・・社長が、この中から選べって。
 紹介するから、---俺を…

 昴はあきらめて、どこかのご令嬢と結婚しろって。」


昴は不機嫌そうにパソコンから目を離して、
武を見る。


「は?…なんでっ…?」

武は思わず、机の上の写真をバシンとたたく。

まったく、意味がわからない。


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