御曹司の秘書さんの日常◆
昴と、ナミの旦那が挨拶を交わしているとき
ナミが声をかけてきた。
「驚いたわーー。武がこんなところにいるなんて。」
「俺も。仕事で会うってびっくりだな。」
「仕事じゃ、そんなつまらなそうな顔をしてるのね。
私の上に載ってる時とは大違い。」
「---おいおい。誘ってるのか?
夫の前で?」
可笑しくなって、武は思わず笑った。
「あら、やだぁ。」
ナミもクスクス笑った。
「ちょっとぉっ?!!
なんで 貴方がナンパしてるのぉ?」
不意に、甲高い声がナミと武の間に割って入った。