御曹司の秘書さんの日常◆

昴と、ナミの旦那が挨拶を交わしているとき
ナミが声をかけてきた。

「驚いたわーー。武がこんなところにいるなんて。」

「俺も。仕事で会うってびっくりだな。」

「仕事じゃ、そんなつまらなそうな顔をしてるのね。
 私の上に載ってる時とは大違い。」

「---おいおい。誘ってるのか? 
 夫の前で?」

可笑しくなって、武は思わず笑った。


「あら、やだぁ。」

ナミもクスクス笑った。





「ちょっとぉっ?!!
 なんで 貴方がナンパしてるのぉ?」

不意に、甲高い声がナミと武の間に割って入った。


< 91 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop