Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「あのね、副社長と秋山さん達がどう社長を誘ったか知らないでしょ」


えっ?


「そうそ。一週間程前の会議の後」


あ~あの会議ね。 そう言えば会議の後片付けして部屋に戻ったけど恭介さんは 戻ってなかった。


「副社長と秋山さんに拉致されたのよ」


「はぁ?拉致ですか!」


「そう。そこであの二人に説得されたのよ」


「へぇ~」


OKしないと副社長室から出さないとか脅されたのかしら。


私がキョトンとしたような顔をしたからか


「副社長と秋山さんがどう口説いたかは、はっきりとは分からないけどね」


水野先輩がニコニコと


「漏れ聞こえてきたのは『志織ちゃんも絶対に喜ぶって』とか」


「はぁ?」


涼や陽菜じゃなくて私?


「部屋を出て来た時に私に『水野、高藤 独身時代にバーベキューに喜んで参加し てたよな』って秋山さんに聞かれて 『えぇ。ゴー ルデンウィークだけじゃなくよくバーベキューやイベントには参加してましたよ。好きなんだって言ってました』って伝えたら社長も『分かった。参加する』って」


「えっ?」


そんな話をしてたんですか?




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