Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「お前もやってみるか?」
「えっ?私ですか?私やったことないです」
「教えてやるから」
「ママ、やって」
「おばちゃん、やってみて」
子ども達に言われて
「じ、じゃあ、一回」
適当に石を拾おうとしたら
「石も選べ」
「えっ?」
あ、そうか。
えっと…
「ん」
恭介さんが選んで石を渡してくれた。
「ありがとうございます。で、どう投げたら」
全く分からないよ。
キャッチボールじゃないんだから。
「こうして…こう」
投げるフォームを教えられ私の手に手を添えて
シュッ!
石が…
ビシッ、ビシッ、ビシッと
「あ、跳ねた」
「当たり前だ。今のはお前が投げたんじゃなく俺が投げたようなもんだ」
ま、まぁ、そうですけど。