Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「寝たか?」
「はい」
小声で
「あまり長く昼寝をさすのも問題だな」
「フフフ…夜更かし癖がついたら大変ですもんね」
朝、起きなくなっちゃう。
「違うって」
えっ?
「なにが違うんですか?」
「陽菜が夜更かしして毎晩こうして一緒に寝るのは困る」
「別にいいじゃないですか。一緒に寝 てくれるのも今だけですよ 」
涼なんて一緒に寝るどころか、おやすみのキスも拒否されてるんだから。
「ん?お前…ずっと陽菜と三人で寝るのがいいのか?俺と二人で…愛し合わなくてもいいのか?」
片眉上がってるのがほの暗いベッドサイドランプでも分かる。
「恭介さん、そんな極端な」
誰もそんなことまで言ってないし。
「お前が言ったんだ、陽菜と寝れるのは今だけだって」
本当に大きな子どもみたいなんだから。
「べったり一緒に寝るって訳じゃないですから」
「ん?お前…俺がお前にべったりしてるって」
「……」
ああ言えばこう言うんだから。