Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ママ、いってらっさい」
パパと車でママを結婚式のあるホテルまで送りました。
今日のママは淡い黄色のワンピースを着て、髪の毛も纏め髪にして凄く綺麗です。
パパも嬉しそうにママを見てます。
パパはママが大好きなんだよ。
あ、お兄ちゃんもね。
「じゃあお留守番お願いね。お昼はおにぎりを作ってあるから食べてね。3時のおやつは冷蔵庫にゼリーが入れてあるから」
「うん」
「涼も陽菜もパパの言うことよく聞いてね。喧嘩はしないのよ」
「うん」
「後は…あ、晩御飯はママが帰ってから何か取りましょうね。恭介さん、それで」
「もう分かったから早く行け」
ママは心配性さんです。
「あ、はい。じゃあ行ってきます」
「行ってらっさい」
ママが車を降りてホテルに入って行きました。
「ママ、そんなにぼくたちのことしんぱいなのかな?」
「そうだな。まだ陽菜が小さいからな」
その言葉にお兄ちゃんと陽菜は顔を見合わせてクスッと笑いました。
だってママが一番心配なのはパパのことだよ。
パパはママがいないと何にも出来ないんだよ。
陽菜、知ってるもん。