Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
次は象です。
象もやっぱり大きいです。
そして鼻が長いです。
陽菜、象に乗ってみたいな。
テレビで見たことあるの。
象に乗って散歩出来たら楽しいよ、 きっと。
そして次が陽菜が見たかった白熊です。
くうと一緒です。
でも本当の白熊は大きいです。
陽菜、ビックリしちゃった。
でもでも、やっぱり可愛いです。
だって『くう』だもん。
「ねぇ、はやくライオンみようよ」
まぁ君と譲君はやっぱり男の子だからライオンが好きみたい。
恵太君も
「だいおんだいおん」
って。
たぶん『ライオン』って言ってるつもりです。
ウフッ、可愛い。
ライオンの檻には保育園の友達がたくさんいました。
やっぱりみんなライオン好きなのね。
その時
ガオゥッ!
わっ! ライオンが吠えたよ。
物凄く大きな声だったので
「フ…フェ~ン」
和君がビックリして泣き出しました。
「和、大丈夫だからね」
瑞穂おばちゃんが抱いてあやしてます。
「かずくん、だいじょうぶだよ。ライオンしゃんかずくんに『こんにちは』 いったんだよ。なかなくていいからね」
陽菜はお姉ちゃんだから和君を慰めます。
「ね、かずくん」
「ヒック…ひ~たん」
「うん、こわくないよ。ひなもこわくないもん」
本当はちょっと怖かったんだけど陽菜はお姉ちゃんだから怖がっちゃいけないわ。
まぁ君と譲君は嬉しそうにライオンを見ています。
まぁ君、和君はまぁ君の弟だよ。
まぁ君が慰めなきゃいけないのに、男の子はほんとしょうがないわ。
「あ、トラもいるよ」
ライオンの隣にはトラや豹もチーターもいます。
やっぱり強そうです。
和君も泣き止んでトラを見ています。
和君も男の子です。
「もうすぐお昼ね。ぼちぼち広場に行きましょう」
「え~もうちょっと」
まぁ君達はまだ見てたいようだけど 『また後からね』って言われて諦めました。
どんだけ好きなのかしら?
陽菜は可愛い動物の方が好きなのに。