Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
朝ごはんを食べながら
「今日はどうする?」
「そうですね、今日は花火大会だから…」
「はにゃびちゃいかい?」
何だろう、花火大会って?
「うん。涼は去年の花火大会覚えてないよね。とっても綺麗なんだよ」
「ちれいなの?」
「うん、凄く綺麗だよ。恭介さん」
「ん?」
ママにおかわりのコーヒーを貰って
「ベランダから見ますか?行きますか?」
「ん…そうだな。まだ涼は小さいし、ベランダからの方がいいだろ」
「そうですね。危ないですもんね」
何の話しか分かんないけど
「パパ、ママ」
「ん?」
「どうしたの?」
「りょう、ちいちゃくにゃいもん」
僕は赤ちゃんじゃないんだ。
保育園では僕はお兄ちゃんなんだ。
早苗ちゃんよりは小さいけど。
「あ、ごめんね。涼は小さくないよね」