Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「涼、陽菜」
「うん?」
「なあに?」
「慎吾叔父ちゃんから電話でね、泉叔母ちゃん赤ちゃんが産まれそうなんだって」
「あかちゃん」
「わっ!ひなみたい」
二人とも目をキラキラさせて
フフフ…
待ちに待ってたもんね。
「でね、叔母ちゃん病院に入院したの。でも叔父ちゃんは今晩はお仕事だから叔母ちゃんについててあげられないからママに行ってほしいって」
「うん」
「だからあなた達は藤倉の家でお留守番してくれるかな?パパが帰ってきたらお迎えに行くから。ね」
「ひな、あかちゃんみたい!ママと いっしょにいく」
「ママいっちゃだめ?」
二人とも行く気満々だったから。
「陽菜、まだ赤ちゃん産まれないんだよ。入院はしたけど産まれるのは夜遅くか朝早くなの。だから涼と陽菜はお祖母ちゃんとお留守番してて。産まれたら直ぐに電話する。約束するから」
「ママ」
「う~んしかたないね。ひな、おばあちゃんとこでまとう」
「おにいちゃん」
「ね」
「うん」
涼に説得され漸く納得。
本当にいいお兄ちゃんだわ。