Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「あ~さっぱりした」


「はい、どうぞ」


ビールを注いで


「ん、美味い」


お風呂上がりのビールは格別だもんね。


「お前も飲むか?」


そうね。 飲んじゃおうかな。


「じゃあ一杯だけ」


ビールグラスを持ってきて


「ん」


珍しく恭介さんが注いでくれる。


「ありがとうございます」


恭介さんのグラスにグラスを合わせて


「お疲れさまでした」


ビールを一口


「うん美味しい。やっぱり夏はビールですね」


「そうだな。で双子と泉さんの様子は?」


あぁ、まだ詳しく言ってなかったっけ。


「三人とも元気ですよ。おっぱいもよく飲むようだし。ちょっと小さいけど直ぐ大きくなりますよ」


「ん。ならよかった。で陽菜はやっぱり夢中か?」


「はい。ずっとベッドにへばりついて 赤ちゃんを見てますから。まだ寝てるだけなのに飽きないんですね。ま、涼も似たようなもんですけど」


「また赤ん坊欲しがるな」


恭介さんニヤニヤ。


「双子ちゃんがいるから大丈夫ですよ」


「いや陽菜のことだ『ママ、ひなも双子欲しいの』って言い出しかねない」


「えっ?」


双子どころかもう一人なんて今は無理、絶対無理なんだから。


「クッククク…奥様、もしよければいくらでも協力しますよ」


「えっ?」


「ククク…ハハハ…」


もう! からかわないで下さい。


結局一杯だけのつもりが二杯飲んじゃったよ。


恭介さんも私をからかいながらよく飲んでよく食べて


フフッ ご機嫌のよう。



< 1,189 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop