Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
ご飯を済ませて後片付け。
「スコッチ飲まれます?」
ソファーに座ってニュースを見ている恭介さんに
「ん?今日はもういい。寝る。お前も夕べ殆ど寝てないだろ?今日はもう寝ろ」
あら、優しい。
「はい」
二人歯磨きをして二階へ。
涼の部屋を覗くと
「相変わらず凄い寝相だな」
布団も枕もベッドの下に落ちてるし 肝心の涼本人も半分落ちかけてる。
恭介さんと二人なんとかベッドに戻して布団をかけて
「おやすみなさい」
チュッ!
額にキス。
「バレたらまた怒るぞ『ママ、キスしないでって言ってるのに』ってな」
「バ、バレなきゃいいんです。あ、恭介さん、もしかしてバラす気ですか?」
恭介さんなら…ありえる。
「さぁな」
「酷~い」
「ククク…騒ぐな。涼が起きるぞ」
あ、いけない。
涼の部屋を出て陽菜の部屋へ
「こっちも毎度のことながら凄いよな」
確かに。
熊五郎達ぬいぐるみは全部ベッドの下に落ちてるし、それに陽菜はどういうわけか枕に足が、つまり、きっちり半回転してる。
う~ん本当に器用だわ。
なんて感心してる場合じゃないわ。
ぬいぐるみをベッドに戻して陽菜も頭を枕に乗せて布団をかけて
「おやすみなさい」
チュッ!
陽菜の額にもキス。