Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



やっと私達もベッドに入り枕元の明かりを落とし


「おやすみなさい」


「志織」


「はい?」


「俺に賄賂贈っといた方がいいぞ」


「はぁ?」


恭介さんに賄賂ってなんですか?


ポカンとした私を見て


「蝿でも捕まえるつもりか?でかい口 開けて」


な、もう本当に失礼だわ。


慌てて口を閉じて


「なんで私が賄賂を贈らなきゃならないんですか?」


意味が分かんない。


「だからな、涼に『ママが寝てる涼にキスをしまくってた』ってバラされたくなかったらだ」


『キスをしまくってた』って


「一回額に軽くチュッってしただけじゃないですか!それがなんでオーバーな話しに」


「オーバーな方が面白い」


「……」


し、信じらんない。


子どもに嘘って言うか話を大袈裟に言うなんて。


「ククク…ハハハ…で、どうする?」


「どうする?って」


「涼が聞いたら嫌がるだろうな。『マ マ、ベタベタすんのやめてよね。キスしないやくそくでしょ』って」


涼の声色真似してるし。


「俺としても、お前が涼に嫌われるのはしのびない」


「……」


じゃあ言わなきゃいいじゃないですか!


「だから」


「賄賂ですか」


賄賂って何を贈ればいいのよ?


まさかゴルフクラブとか?




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