Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
…う、うん?
「き、恭介さん」
また胸に恭介さんの手が
「何してんですか?」
「ん、さっきの続き」
「……」
「俺も涼に嫌われるのはちょっと心が痛い。なんたってガラスのハートだからな」
『鉄の心臓』の言い間違いじゃないの?
「だから俺からお前に賄賂を贈ることにした」
言い終わらないうちにまた押し倒されて唇を奪う。
「フゥ…ゥ~ゥン」
恭介さんの唇が離れ耳元で
「俺の体をありがたく受け取れ。それと新しい甥っ子と姪っ子が出来たお祝いだ」
「そ、そんなお祝い…」
「クッククク…」
恭介さんの唇が…
指が…
さ迷い…
体が熱を帯びる。
「き、恭介さ…ん」
―――
――
―
――
―――
――
―
恭介さんの胸に頭を乗せて微睡んでいると
「なぁ」
「はい?」
「パジャマ…着た方がいいぞ」
「えっ?」
珍しいことを。
「ん、今ちらっとモニター見えたんだけど陽菜が起きた」
「えっ?えっぇぇ~」
上半身を起こしモニターの画面を見ると
あ、本当だ。
慌ててパジャマを拾いげ着る。
「恭介さん、なに悠長に。早く着て下さい」
パジャマのボタンを止めてると
ガチャッ!
「ママ~」