Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「結婚して9年にもなるのにいつまでも変わらない奴だな」
「……」
それは褒めてはいないよね。
ブッ!
「恭介さん、なにするんですか?」
いきなり私の頬っぺたを親指と中指で挟んで
「ククク…膨れてるからだろ。陽菜と一緒だな」
もう本当に失礼極まりない。
「さ、もう子どものお遊びはこれくらいだ」
誰が『子どものお遊び』よ?
恭介さんが私をからかって遊んでるだけじゃない。
膝から降りようとすると
「暴れんな」
「お遊びが終わったなら後片付けします」
「そっか。じゃあ早く片付けろ」
やっと解放してくれた。
「片付け終わったら大人のお遊びをする」
「……」
『大人のお遊び』って…
――
―
えっ? えぇぇぇ~
「き、恭介さん、それって」
恭介さんの顔が…美しい悪魔に見えた。