Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「誠さん、じゃあ二人をお願いしますね。明日迎えに行きますから」
「大丈夫だよ。あ、明日一緒に晩飯食おうって瑞穂が言ってたから夕方に来てくれたらいいから」
「いえ、晩御飯なら私も手伝いに」
「いいからいいから。たまには瑞穂に任せといたらいいから。夕方でいいよ」
「誠さん…はい、じゃあそうさせて頂きます」
ガチャッ!
「志織、行くぞ」
恭介さん、いきなり入って来てそれですか?
「ん?」
私の顔を見て
「どうかしたか?」
「恭介さん、誠さんにお願い…」
「ハハハ…志織ちゃん、いいからそんなこと」
誠さん…本当におおらかで優しいですね。
「誠、頼むな」
「あぁ。言わなくても分かってる。それに涼と陽菜はいい子だ」
「お前に言われなくても分かってる。 俺の子だからな」
あくまで自分に似てるから『いい子』 だと言いたいらしい。
思わず誠さんと顔を見合わせてクスリッと笑ってしまった。
地下の駐車場まで一緒に行き
「じゃあな、お二人さん。たまにはゆっくり楽しんで来い」
「誠さん、ありがとうございます」