Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
陽菜を抱き上げて
「もう泣かなくていいから。陽菜、もう遅いからいい子は寝んねしなきゃい けない時間なの。確かに陽菜は長くお昼寝したから眠たくないかも知れない。でもパパやママもいつまでも起きてるわけにいかないの。ずっと起きていて、みんなが起きる頃に寝てたらどうする?朝御飯も作れないしお仕事にも陽菜は保育園にも行かれなくなるよ。それでいいの?陽菜だけみんなと反対の生活する?お日様が出てる時に寝てお月様が出る頃から起き出して…誰も遊んでくれないよ。お友達もいな いよ。陽菜は一人ぼっちでご飯を食べて遊んで…それでもいい?」
「い、いや!ひなひとりはいやだ~ヒッ ク…」
「うん、一人ぼっちは嫌だね。寂しいね。だから陽菜、眠くないかも知れないけどベッドに大人しく入ろ。ね。ママが絵本を読んであげるから」
「う、うん」
「うん。陽菜はいい子だもんね」
涙でぐちゃぐちゃの顔を拭いて
「お水を持ってくるからね」
恭介さんの膝の上に置いたら
ビクッ!
陽菜が緊張してる。
あんなに叱られたのは久しぶりだもんね。
「陽菜、パパはもう怒ってないから」
陽菜の頭を撫でて部屋から出た。
後は恭介さんに任せましょう。
涼もいるから大丈夫よね。