Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



ガチャッ!


「あら」


「静かに。今、眠ったところだ」


「そうみたいですね。お水要らなかったですね」


志織の持ってきたグラスを一つ取り


「俺が飲む」


「はい」


水をイッキ飲みしている間に志織が濡れタオルで陽菜の顔を拭いている。


「久しぶりですね、ここまで強く恭介さんが怒るのは」


陽菜の髪を梳きながら


「お前は酷い父親だと思ったか?」


「いいえ。陽菜の為ですから。何でも自分の思い通りになると思ったりしたら困るのは陽菜自身です」


「ん」


志織と子育てについてあれやこれや相 談したことはないが同じような考えを 持っている。


それは親として大事なことだ。


父親と母親の意見が違えば戸惑うのは子ども達なんだから。




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