Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



今年のお盆休みは一年ぶりに京都へ。


小雪さんと美作さんに再会できて涼と陽菜は大喜び。


それにトロッコ列車や保津川下りに川床での流し素麺と今回のメインイベン トの大文字に身内以外の人との初めてのお泊まりと本当に色んな経験が出来て二人には素敵な夏の思い出に。


私と恭介さんにもとってもいい夏休みに。


でも最後の最後に陽菜の我が儘に恭介さんが爆発して。


陽菜も怖かったし、なにより驚いたようだけど…


陽菜、叱られた陽菜も悲しいだろうけど、叱った恭介さんの方がもっと辛い んだよ。


陽菜を叱りながらも心は痛いんだよ。


そしてそれはママも同じ。


ママも心が痛くて悲しくて辛くて。


でも陽菜がなにより大事だから、愛しいからパパもママも涼や陽菜が道を外れたり悪いことをしたら叱るんだよ。


今はまだ小さいから分からないかも知れない。


でも…いつかは分かってくれると信じて。


ね、恭介さん


私達が叱っても私達が涼と陽菜を愛してるのは伝わってるよね。


だから、こうして一緒に寝てくれるんだよね。


親は損な役回りもしなけりゃいけないけど、子ども達はそれ以上の無償の愛情を笑顔を私達に向けてくれる。


だから恭介さん


私達は幸せなんだよね。


時にはまた心を鬼にすることもあるだろうけど…


その時はお互いに慰め合おうね。


ね、恭介さん


こうして… ギュッ!!






*Fin*






< 1,368 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop