Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
5時過ぎに仕事を終わらせ陽菜を迎えに保育園に。
「ママきょうははやいね」
「うん。涼が風邪ひいたんだって。今お祖母ちゃんのお家で寝てるの」
「えっ?おにいちゃんびょうきなの?」
「うん」
「だいじょうぶかな?」
「もうお医者さんに行ったから大丈夫よ」
藤倉の家に着いて
「お母さん、すみませんでした」
「いいのよ。あ、陽菜おかえりなさい」
「たらいま。おばあちゃん、おにいちゃんは?」
「うん、寝てるわよ。志織ちゃんどうする?」
「はい、連れて帰ります」
「大丈夫?」
「はい」
寝ている涼を抱いて助手席に座らせて
「う、う~ん」
「あ、涼起こしちゃった?」
「ママ」
「しんどいね。お家に帰ってから寝ようね」
「うん」
再び目を閉じる。
やっぱりつらいのね。
「陽菜、帰るわよ」
「は~い。おばあちゃんまたね」
「はい、またね。志織ちゃん陽菜に風邪移らないようにね」
「はい。お母さんありがとうございました」
「いいのよ。明日が土曜日でよかったわね」
「はい。じゃあ」
車を走らせて家へ。