Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~


「しょれからどうなったの?」


「お兄ちゃん兎はもう外が暗くなってるのに妹兎が外に出たら迷子になると思って『だいじょうだよ。寝たら直ぐに治るから心配しなくていいよ』って。お兄ちゃん兎は自分がしんどくても妹兎に心配させないようにニコッと笑い寝ました。妹兎はベッドに寝ているお兄ちゃん兎を見て心配で、そしてとても心細くて泣きそうになりました。でも泣いたらお兄ちゃん兎が心配するから泣くのを我慢してお兄ちゃん兎の看病をすることにしました」


「かんびょうしたの?」


「うん。妹兎は自分が病気した時にお母さん兎がどうしてくれたかを思い出してタオルを冷たい水で濡らしておでこにのせました。お兄ちゃん兎は目を開けて『あ~いい気持ち。ありがと う』って言って手を伸ばして妹兎の頭を撫でました。妹兎はお兄ちゃん兎の手が温かく優しかったのが凄く嬉しくて一生懸命看病…う~ん、お兄ちゃ ん兎の汗を拭いたりお水を飲ませてあげたりタオルを替えてあげたりしました」


「いもとうしゃぎえらいね」


「そうだね」


「ママ、しょれから?」


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