Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
恭介さんと涼も着替えと洗顔を済ませて、みんなでベランダへ。
両隣のベランダから声がする。
みんな考えてることは同じなのね。
「あ、たいようのぼってきたよ」
辺りが少し明るくなり涼の指差す方から太陽が。
「あ、おひしゃまだ」
ゆっくり昇ってくる。
「綺麗ですね」
「あぁ」
恭介さんも感動してるみたい。
「きれ~だね~」
「すごいね」
子ども達も見とれている。
それほどまでに綺麗な初日の出。
「恭介さん」
「ん?」
「スキーに、此所に連れて来てくれてありがとう」
「ん」
恭介さんに寄りかかり…
恭介さんが頭を撫でてくれる。
「恭介さん」
「ん?」
「幸せですね」
「……」
「こうして家族4人が元気で笑顔で初日の出が見れて」
「そうだな」
チュッ!
頭の天辺に唇を感じた。
背伸びをして恭介さんの頬に
チュッ!
キスをしたら
「あ、ママがパパにチュウした!ひなも」
いつの間にか太陽はすっかり顔を見せて、その太陽をキラキラ浴びて輝いている陽菜が恭介さんにジャンプ。
チュッ!
恭介さんの頬にキス。
そして横にいる私に手を伸ばして
チュッ!
頬にキス。
「陽菜、ありがとうな」
「ありがとうね、陽菜」
陽菜の両頬に恭介さんと私から
チュッ!
陽菜はキャッキャッ喜んでいる。
「おにいちゃんも」
陽菜が言うと涼は速攻部屋に入り
「はやくあさごはんたべにいこうよ。 ぼくおなかすいた」
フフフ…
キスされるのが嫌で逃げちゃった。
「じゃあ、朝飯にしようか」
「そうですね」
「うん。ひなおなかペコリなの」