Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「恭介さん」
「ん?」
「ありがとう」
「なにが?」
「恭介さんが私の旦那さんで、涼と陽菜の父親でよかった。恭介さんを選んでよかった」
欠点はあるけど、恭介さんの幹は芯は絶対にぶれない。
恭介さんといると安心できる。
なにがあっても大丈夫って気になる。
「ば~か!」
「えっ?」
なにが『馬鹿』なんですか?
感謝してるのに。
「お前が俺を選んだんじゃなくて、俺が、この俺がお前を選んだんだ」
「……」
「俺に選ばれてよかったな」
「フフフ…そうですね」
やっぱり俺様だわ。
「さ、もう寝るぞ」
「はい」
チュッ!
恭介さんの唇にキスを落として
「おやすみなさい。選んでくれてありがとう」
「クククク…ば~か!」