Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「涼、チョコレートパフェあるけど他にも色んなパフェあるよ」
ママからメニューを渡されて。
「ほんとだ。いろんなのがあるね」
でも僕は
「チョコレートパフェ」
一回決めたことは通さないと。
それが男ってもんです。
「うん。じゃあチョコレートパフェとケーキセット。ケーキは…タルトタタンでコーヒーをお願いします」
お姉さんに注文して。
「ママ、きょうはぼくのたんじょうびだけどケーキはたべないの?」
ケーキのない誕生日なんてつまらないよ。
「ちゃんと予約してあるよケーキは」
「でもママいまケーキセットって」
「うん。だから普通のケーキじゃなくタルトタタン」
『タルトタタン』ってなに?
「お待たせ致しました」
わぁ~美味しそう。
久しぶりのチョコレートパフェです。
ママの前にはコーヒーと、あれは…
「アップルパイ?」
「ちょっと違うわよ。でもこれならリンゴだからバースデーケーキ食べられるでしょ?」
「そうだね」
例え今普通のケーキを食べたとしてもママならバースデーケーキもペロッと食べちゃうけどね。
だってママはケーキ大好きだもん。
「涼、チョコレートパフェ美味しい?」
「うん」
アイスクリームと生クリームとシリアルも入っていてフルーツも乗ってるの。
あ、アイスクリームはバニラとチョコレートの二つの味だよ。
そしてチョコレートソースがかかっていて、とても美味しいの。