Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「じゃあ志織」
「はい?」
私もベッドに入ろうとすると
「キスしろ」
「は、はぁ?」
なんでキス?
「今日は陽菜からおやすみのキスをされてない。起こしてさすわけにもいかないから代わりにお前がしろ」
陽菜のピンチヒッターですか!
だけど『しろ』ってあくまで上から目線だわ。
やっぱり幾つになっても俺様は俺様ね。
「志織」
「はい」
「さっさとする」
ムードもなんにもない。
恭介さんの頬に手を添えて唇に軽くキスを。
「うん?…ゥ~ン」
軽いおやすみのキスが何故か深く…
――
―
「き、恭介さん」
漸く唇か離れ
「子ども達がいるんですよ」
「大丈夫だ、よく寝てる」
「……」
も、もう恭介さんは!
「ククク…おやすみ、茹で蛸奥さん」
茹で蛸奥さんって…
「茹で蛸じゃありません!恭介さんの馬鹿」
「ククク…ハハハ…」