Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
諦めたのか俺の頬に手を添えて唇に軽くキスを。
「うん?…ゥ~ン」
軽いキスで離れようとする志織の頭を押さえて深く口づける。
――
―
「き、恭介さん」
唇を離し
「子ども達がいるんですよ」
「大丈夫だ、よく寝てる」
「……」
こいつ等がそう簡単に目を醒ますことはない。
だが、志織は文句を言ってる。
てか、今更俺達がキスしてるのを涼と陽菜が見ても何にも言わないだろう。
ま、ちょっとからかうだけで。
が、顔を真っ赤にして膨れている志織は…
「ククク…おやすみ、茹で蛸奥さん」
茹で蛸以外の何物でもないだろう。
「茹で蛸じゃありません!恭介さんの馬鹿」
「ククク…ハハハ…」
相変わらず『馬鹿』だ。
本当に成長してないな俺の奥方は。
布団を頭まで被ると
「もう、本当に…」
文句を言いながら志織もベッドに入ったようだ。
そして俺も漸く眠りに誘われて…