Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
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い、痛い!
いきなり蹴りを入れられて目が醒める。
はぁ~マジに酷い寝相だ。
涼の頭はいつの間にか俺の足元にある。
180度回転している。
抱き上げて頭を枕に戻し隣を見ると
志織と陽菜の頭が枕から消えている。
布団を捲ると
フッ
二人が小さく体を丸めて抱き合っている。
元に戻したら志織が起きるかな?
このままでいいか。
布団だけ肩から掛けて
「おやすみ」
再びベッドに入り、これ以上蹴られたくはないので涼を抱きかかえ寝る。
いつも志織を抱きかかえて寝てるが今夜は代わりに涼か。
「涼、もう蹴飛ばすなよ、殴るなよ」