Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
パンパン
手を叩く音がして
「はい、遊ぶのはおしまいね。恭介さん、涼、早く着替えて下さいな」
鶴の一声。
誰も逆らうことなど出来ない。
本当に結婚して9年も経つと強くなる。
そして陽菜も!
志織の小型版だ。
俺も涼も逆らえない。
さっさと着替えて朝飯を食って部屋に戻ると涼が
「パパ、いつきたの?なんできたの?」
朝起きたら俺がいたのがよっぽど不思議らしい。
「パパが来たら嫌か?」
「えっ?」
二人が焦り出した。
「ちがうよ。パパがきてくれたのはうれしいよ。ね、ひな」
「うん、うれしいよ」
「でもパパくるっていってなかったからびっくりしたんだ」
「ひなも。あさおきてパパがおにいちゃんとねてるのみてびっくりだよ。ママおこしちゃったもん」
あたふたとお互いが競いあうように『嬉しい』を連発するが…
それはそれでどうなんだろう?
志織を見るとニコニコ笑ってるだけだし。