Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「ママから涼と陽菜が楽しそうにしてる写メが送られてきてパパな、涼と陽菜が笑ってる顔を写メじゃなく直に見たくなって飛んできたんだ」


俺が言うと何を勘違いしたのか陽菜がいきなりでかい声で


「えっ?パパおしょらとんできたの?」


「はぁ?」


どういう発想だ?


やはり…志織に似ている。


涼も呆れて


「ちがうよ。ほんとにとんできたんじゃなくそれくらいいそいできたってことだよ。やっぱりひなはばかだな」


「ひな、ばかじゃないもん。パパが『とんできた』なんていうから」


「ハハハ…悪い悪い。陽菜は馬鹿じゃない。涼『馬鹿』って言うな。陽菜、涼も本気で言ってるわけじゃないから機嫌を直せ」


涼は最近陽菜に対して『馬鹿』と言う。


本気で言ってるわけではないのは俺や志織には分かっているが、 まだ4歳の陽菜には理解できない。


言われる度に陽菜は膨れるし。


本当に子どもって厄介だ。


ま、面白いちゃ面白いが。



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