Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
【おまけ】
「カラオケか」
「そう言えば恭介さんと行ったことってなかったですよね」
「そうだな。接待つうとまもなくカラ オケがついてくるからプライベートまではパスだからな」
「フフフ…そうですね」
確かに取引先のお偉方さんの中にはカラオケ好きな人がわりといる。
そんな時は恭介さんも歌うんだけど家では…
「見上げてごらん、夜の星を~」
「ん?」
私がいきなり歌いだしたからか怪訝な顔。
「昔、よく歌ってくれました」
「…そうだったかな?」
涼を身籠ってる時にマタニティーブルーになったことがあってよく泣いていた。
そんな時に恭介さんが抱きしめて歌ってくれてたのよね、毎晩のように。
「今度、涼と陽菜に聴かせてあげて下 さい」
「ん?いや、あれは駄目だ」
「どうしてですか?」
二人とも喜ぶと思うけど。
「キャッ!」
いきなり抱き寄せられ
「あの歌を聴かせるのはお前だけ」
「き、恭介さん…」
そっとキスを。
そして
「見上げてごらん、夜の星を~」
耳元に恭介さんのハスキーな歌声が聴こえてきた。
*Fin*