Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



唇が離れ


「恭介さん!こ、此処…海岸…人が…」


私ったら何をしてるのよ!


離れているとはいえ人が…


「クッククク…別に悪いことしてるわけじゃなし」


「そ、そりゃそうですけど」


恥ずかしいじゃない、中高生じゃあるまいし。


「クククク…ハハハ…また茹で蛸」


爆笑してるし。


本当に信じられない。


恭介さんから離れ海の近くへ


お天気がよくてよかった。


星と月の輝きで海面がキラキラしている。


あ!


しゃがみこんで


「ん?どうした」


恭介さんに


「ほら、綺麗でしょ。桜貝ですよ。陽菜にお土産」


「相変わらずだな」


「えっ?」


「前に海に行った時も貝を集めていた。だから涼も同じように」


あ~


「そうでしたね、松山さんの所で」


「あぁ」


「また行きたいですね。お二人にも会いたいし」


恭介さんのお友達ご夫妻がやっている旅館「松山」に何回か行って…


「そうだな。盆休みに行くか?」


「わっ!ホントですか?嬉しい。陽菜は初めてだから喜びますよ」


「フッ そうだな」


今からお盆休みが楽しみ。



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