Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
ホテルに戻り
半分居眠っている涼をお風呂に何とか入れベッドに寝かせた。
――
―
「寝たのか?」
「はい、ぐっすり」
「アイツも疲れたんだろうな。ん」
恭介さんがビールを渡してくれて
「ありがとうございます」
一口
「美味しい」
涼と居る時は飲まないから。
「志織」
「はい?キャッ!」
また膝の上に抱き上げられた。
「楽しめたか、沖縄は?」
「はい。一つを除いて フフフ…」
「ん?」
恭介さんの耳元に
「恭介さんがナンパされたのを除いたら楽しかったですよ」
「フッ ば~か」
「馬鹿ですか?」
「お前だってナンパされてた」
「…そうでしたっけ?」
「ん?」
恭介さんの片眉が。
「お前、忘れてんの?」
「だ、だって…関係ないし」
「……」
「私は恭介さんにだけナンパされたらいいんです」
「クッククク…ハハハ…」
「恭介さん」
何か変なこと言った?