Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「…ぅ~ん」
あら!
「起きたんですか?」
「涼と一緒に寝てたみたいだな」
「フフフ…まだ無理しちゃ駄目ですよ。寝て下さい」
横になろうとしたら
「志織」
「はい?」
どうしたのかしら?
「甘やかして」
「えっ?」
恭介さんを見ると口の端を上げて
「約束だろ」
「……」
『退院したら甘やかせ』って言ってたよね。
「で、でも涼が」
三人で寝てるんだよ。
それに…退院したとこだし。
そんな私の気持ちを察したのか
「フッ 誰も愛し合うなんて言ってねえし。ご期待に添えなくて悪いが」
「な、何を」
恥ずかしいったらありゃしない。
「こっち来て」
「えっ?」
恭介さんが自分の横、つまり恭介さんを涼と私で挟むことに。
「恭介さん」
「早く」
「……」
はぁ~仕方ないわね。
恭介さんの横に行き
「ゥ、ゥゥ…ゥン」
激しく口づけされた。
唇が離れ
横になった私の首筋に顔を埋め
「志織の匂い」
「えっ?」
「これでぐっすり寝れる」
「き、恭介さん」
「おやすみ 奥さん」
私を抱き寄せ
「おやすみなさい、恭介さん」