Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ハハハ…涼の家に赤ちゃんか?」
誠さんと瑞穂さんが笑ってる。
「うん、りょうのおうちにもあかちゃんほしいの」
いや、欲しいのって言われても。
恭介さんは
「クククク…」
笑ってるし。
私は…何か恥ずかしい。
「わ、私、お母さんのお手伝いしてきますね」
「フフフ…志織ちゃん、ありがとう」
「ママ、りょうは?おてつゅだいしなくていいの?」
最近、涼はお手伝いをしたがるようになった。
きっと保育園で言われてるんだろ。
「うん今日はいいよ。パパ達と一緒にいてね」
「うん」
台所に行って
「志織ちゃん、ありがとう。でもゆっくりしていていいのよ」
「はい、ありがとうございます。でも、何か恥ずかしいんで」
「どうしたの?」
「涼が『家にも赤ちゃんを連れて来てってサンタクロースにお願いするの』って」
「フフフ…涼ちゃんも弟か妹が欲しいのかしら」
「そ、そうですかねぇ?まだまだ手一杯なんですけど」
涼より手の掛かる人がいるもん。
「そうね、恭介がもうちょっと大人にならないとね」
「フフフ…そうですね」
「今頃くしゃみしてるわよ」
「フフフ…」
さすが、お母さん。