Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「パパ、ママ」
「ん?」
「なあに?」
「プレゼント」
「ハハハ…開けていいぞ」
「うん」
待ちに待ってた時がやっと来たんだもの。
嬉しそうに
「これはしゃんたしゃんから」
サンタクロースからのにはサンタクロースシールを貼っておいた。
丁寧に開けて
「わぁ~パチョコンだ。しゃんたしゃん、りょうのほしいのわかったんだね」
「よかったな」
「うん」
次々開けて、その度に歓声を挙げている。
私達からは車
お祖父ちゃん達からはレゴ
慎吾おじちゃんからはディズニーのDVD
「ママ、おじいちゃんとおばあちゃんとしんごおじちゃんにでんわしゅる」
「そうね。慎吾おじちゃんは今日は夜勤だから明日にしようね」
お父さん達に電話をして
「あいがと」を連発してる。
「パパ」
「ん?」
「しゃんたしゃんにもでんわしたいの」
サンタクロースにですか?
「涼、サンタクロースはまだ忙しいから電話に出れないんだ。だけどサンタクロースは子供の声は聞こえてるからベランダから空に向かって『ありがとう』を言おうな」
さすが恭介さん。
「うん」
ベランダに出て
「しゃんたしゃん、あいがと~」
ほんと我が子ながら…可愛い。