Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「やぁ 恭介君」
「新年おめでとうございます」
「おめでとうございます」
声を掛けてきたのはこのパーティーの主催者の会社の常務の広瀬さんご夫妻。
とてもいい人で公私共にお世話になってる。
「盛大なパーティーですね」
「お陰さまで。恭介さんと志織さんも楽しんでね」
「ありがとうございます、奥様」
「今日は涼ちゃんは?」
ご夫妻は涼を孫みたいに可愛がってくれている。
「今日は藤倉の家でお留守番なんです」
「あら、おじいちゃん達は大喜びね」
「そうかも知れません。涼も生まれたばかりの従兄弟といられるので喜んでます」
「あぁ、誠さんのところの真人君がいるんだわね」
「はい。あ、その節はお祝いをありがとうございました」
「いやいや、恭介君の時もそうだったが誠君もデレデレだな」
「ひ、広瀬さん」
恭介さんが顔を赤らめている。
「フフフ…」
私と奥様は笑いだした。